「The Market on One Intense Sunny Day」
こんにちは、西園寺です。
1st EP 「The Market on One Intense Sunny Day」(以下 The Market~)が配信され、早2週間経ちました。
9月13日(水)に行われてたリリースパーティーNEST pre. Dream Lullaby 改めてご来場いただいた皆様ありがとうございました。
形容し難い温かな感情になりました。
曲解説して下さい〜!と多くの方からご要望をいただいたので、毎回も曲解説をしていこうかと思います。
が、その前に今回はEP全体の事や先日の企画の1日を振り返るブログにしようかと思います。
【構想】
前回の1st Miniの時も書いたんですが、アルバムやEPのタイトルは結構ストックしてるので、今回も「While We Are Sleeping」(以下 While~)出す前からタイトルは決めてました。
これは2021年くらいから変わってない。
きゃーメンバーにも見せた事ないのにぃ〜。
まぁずっとこんなんで歌詞書いたり曲順並べ替えてみたりしてやっとる訳です。
隠してるところは察してくださいね。
「While~」で色んな方にNEST知っていただいてありがたい反面じゃあそれを裏切ってやろうっていう衝動に駆られたんです。
まぁ別に難しいこと考えずやりたいように作っただけなんですけど。
周りの方が抱いてくれるNESTと僕が思うこの先のNESTに良い意味でギャップありそうだなぁと思ったのでどういうリアクションになるかワクワクしながら制作した気がします。
落差ある方が裏切るの楽しいので。※性格は悪いです。
だからまずシングルで"Young,Cheap,And Helpless(feat.うえきさくら)"を今年の2月にリリースしました。
POPだし、featしてるし、女の子だし、日本語だし。
詰め込みましたね。
これが結構好評だったので、もっと好き勝手やろうってなりましたね。
3月に"Someone Planted a Tree."
5月に"Uneasiness"
上半期でシングルを3つ出しました。(シングル達の曲解説も是非ご覧くださいませ)
ぶっちゃけ今だから言えますが、今回のEPの毛色に合わなかったから先出ししたってのもあります。
けど、"Someone~"とかはライブでもやっていたし、馴染みも早くて反応良く嬉しい限りです。
今は当たり前になっている、曲が出来たらシングルですぐ出す風潮はリスナーを飽きさせない為には大事なのかもしれませんが、僕はアルバム単位でシャッフルとかもせず聴く人なので中々馴染めなくて、、
そこも克服しようと思ってやってみましたが、まだちょっと苦手、、まぁまたやるかもネ。
"Uneasiness"の音源出来てすぐ今回のEPに着手しました。
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「The Market on One Intense Sunny Day」(とあるよく晴れた日の市場)
"While~"出来てすぐ次の作品どうしようかなぁと思って想像した時に頭に浮かんだ風景や色があって、それを言語化したのが今回のタイトルになってます。
照りつける太陽が海の水面に反射して、港に並ぶフェリーやボートの白い帆に触れて街が更に輝きを増す。
レンガで舗装された港に沿っていくつものお店が軒を連ねて様々な食材が毎朝、所狭しと並ぶような街のそんな市場。
お肉、お魚、野菜に果物、たまにお花やフリマや骨董市とかね。
サンディエゴで遊んでた頃も週末は特によく見かけました。
よく見てみると水々しい食物の中にも形が歪なものや傷物もあって、彼らは少し安かったり、まとめ売りされていたり。
売り場には並べなかったものもあるんだろうな。
あぁ俺らもそうなのかな。
輝ける瞬間はきっと一瞬でそんな時さえ自身も知らないうちに過ぎ去っていくんだろうなって思いました。
忙しなく生きてると自分がどこにいるのか分からなくなるけど、その時その時の"今"が人生のど真ん中。
皆んなが何に、誰に対してそれぞれの情熱や気持ちを注げるか分からないし、いつまで続くかも分からないよね。今は何持っていない人もいるのかもしれないけど、1回くらいは何かに誰かに人生賭けたいって思えるのも素晴らしいことだね。
俺なら絶対形はいびつだし、傷も沢山付いてると思うけど、笑
それでも俺は俺だぜっ!まだまだ輝けるんだぜぇー。
間違いない、君もそうだぜ。
そんな想いを込めてつけたタイトルです。
EPの制作を始めて少し経った5月の中旬頃、美術館に行ってずっと絵を眺めてたんです。
西洋美術だとよくあると思うんですけど、テーブルとかの上に置かれた時計とか、果物、頭蓋骨や楽器とかを描く静物画があって。
ヴァニタス(vanitas)というジャンルなんですけど、
「人生の虚しさ、生の儚さ」みたいなものがテーマになっている絵画で、生で観ると結構引き込まれるんです。
今回のEPのテーマも裏を返すとそういった残酷な表現に寄せる事が出来ます。
僕は世の中に「絶対」というものはあらゆる生物はいつか死んでしまうという事以外無いんじゃないかと思います。
気持ちを測る言葉として多くの場面で使われる言葉だけど何かを保証出来るものは何もなくて、僕は怖くなって「絶対」と口にする事が減っているように思えます。
子供の頃、夜寝る時に天井を見つめながらふと「死」について考えてめちゃくちゃ怖くなる時ってありませんでした?笑
うわっそっか今はこうして息をして生きているけど、何があろうと僕はいつか絶対に死ぬんだ…最期ってどうなっちゃうんだろう…死んだらどうなるんだろう…こ、怖いぃぃっ!って月1くらいで思ってました。笑
「生」と「死」は表裏一体ですな。
日頃生きている時に死ぬ事なんて考えられないよな。
でも極端に言えば死ぬ時にあぁ、あの時こうしておけば良かったなぁって思う事は少ない方がいいなって思います。
後悔とかもするならしなかった後悔よりした後悔派。
まぁまだ四半世紀しか生きてない奴が何言っとんねんっちゅー話しですな。
明日死ぬかもしれないと思って今を全力で生きろとか大袈裟な事は言いたくないし、思えないけど、瞬間を自分に嘘無く生きる事は出来る気がする。
それくらいで良いと思います。
いずれ枯れゆく事も理解出来たら咲き誇る今もより輝けるのかな。
という感じです。
ちなみに冒頭で今回のEPのイメージを想像した時に頭に浮かんだ風景や色があったという話をしました。
風景の話はしたけれど色の話はまだしてないですよね。
まだしていないというかまだ出来ないんです。(ニヤリ)
目に見えるものだけが真実とは限らない。
今回のEPのジャケットはなぜモノクロなのか。
ジャケットの左下にある文字に果たして君は気付いているのか。
ジャケットのヴィジュアルはなぜ前作の「While~」と同じ形式なのか。
コンフィデンスマンの世界へようこそ!
はい、企画を振り返りまぁーす。
2023年9月13日(水)
NEST Pre."Dream Lullaby"
New EP "The Market on One Intense Sunny Day" Release Party.
【ACT】
NEST
Bearwear
DETOX
Haiki
ANORAK!(canceled)
良い日でしたね〜、来てくれた人は分かってくれると思いますが、もうそもそもNESTいなくても見応えあったよねってくらい呼ばせて貰ったバンドが素晴らしかったです。
本当に心からかっこいいと思うバンドしか呼んでません。
メンバー共通でそう思えるバンド達に声掛けさせて貰ってそのまま全バンド決まったのは本当にありがたかったです。
僕が思う各バンドの印象を語らせて下さい。
・Bearwear
2、3年前かなぁ、、ボーカルのTakutoが教えてくれたのがきっかけで少しずつ聴き始めて、最初は何となく聴いてたんですけど、程よいアンビ感とバンドサウンドの融合加減がクセになってきて、で、すぐ「The Incomplete Circle」というアルバムをリリースされたんです。
僕は"The Extended Mind"から"Paper Trail"までの流れ凄い好きで一時期ずっと繰り返し聴いてました。
いつか対バン出来たらいいなぁ、まぁ無理か。。って思うくらい程遠い存在だったんですけど、Made in Me.先輩のツアー横浜F.A.Dで初めましてでした。Made in Me.先輩ありがとうございます。
本編終わってボーカルのかずまくんと酒の入ったプラコップ持ちながらダラダラ話したり、打ち上げでベースのこうくんと作曲の話したり、繋がらせてもらって。
対バンはあの日以来だった。嬉しかった。
本当少ないんすよ、この手のジャンルでしかもちゃんとイケてる先輩はそうそういない。
つい先日新しい音源を出したばかり、マストでチェックして下さいネ。
・Haiki
急遽、キャンセルのANORAK!に代わり本番の数時間前に出演を決めてくれたHaiki。
正直もう見れないんじゃないかな、俺らとHaikiの対バンは、、笑
"はじめの一歩"だけ聴いた事あってライブ観てOrigami AngelとかTiny Moving Partsを彷彿とさせるテクニカルなサウンドに情熱的な日本詩を乗せて駆け抜けるライブとMCのゆるさ。笑
ギャップ萌えでした。
ちなみにHaikiのベースのこうくんはBearwearもやっているし、あの日別会場でもう1本ライブをこなし3ステージ、、、頭上がらないっす。
ピンチヒッター、ありがとうございました。
・DETOX
NESTの兄貴分は間違い無くDETOXで間違い無くともやくんとハジくんなんだ。
MCで初めて会った立川での話をしてくれて、うわっ覚えてくれてるんだって嬉しくなった。
そう、初めてDETOXを見たのは立川のCOSMIC HALLで本当に異様な空気の中、息をすることすら忘れてハジくんの奏でるベースのループフレーズに刺すように響くともやくんのリリックが頭の中をしばらく反芻していたのを未だに覚えている。衝撃だった。
2019年7月5日に府中Flightで企画をした時も呼ばせてもらってその時はダメダメだったけど、見離さずずっと見守ってくれてた。
気付けば1番対バンしてると思う。本当に有難い。
これからもあの2人にはイケてるって思わせたいし、あの2人がライブ中フロアで踊ってくれてるの観ると嬉しいんだよな。
ベロベロのハジくんが目瞑りながら体揺らして右手上げてるの見ると安心するんだよ、笑
DETOXに出逢えたのは人生の誇り。君もそうでしょ?
・ANORAK!
今同世代で1番かましてるよ。
対バンしたことないんだけど、ともほはTakutoとジモメン的なノリなのか俺は気付いたら出演決まってたイメージ。ありがたい。
もちろん知ってたけど、彼らがフルアルバム出してぶちかましてるのみてテンション上がったよな。
DIMWORKとのスプリットも最高だよ。(マジ魔法。)
先陣切って突き進んでる分、置いてかれないように頑張らなきゃって思わせてくれるマジで唯一の同世代かも。
常にチャレンジングで刺激を貰ってます。
共演は叶わなかったけど、リベンジさせてほしいね。
次、セトリ!
【SET LIST】
01 Bow!Kiss!Begin!
02 Caring Too Much/Being Honest
03 Dècalcomanie
04 Say The Flowers Wither.
05 Young,Cheap,And,Helpless
06 Uneasiness
07 The Calm After The Bloom of Youth
08 Beyond
en
09 New Song
10 Eldora(New)
少しずつ皆んな体揺らし始めてて、こっちも楽しかったぜ!
またやろうぜ!
次回から曲解説入りますね。
あ、聞きたいことあればSNSでDM下さいねー!
それではまた~!
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