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若く、安っぽく、救いようのないもの 「Young,Cheap,And Helpless feat.うえきさくら」楽曲解説②




こんにちは田邉颯都です:)

今は夜通し次リリースする曲達の最終調整とデータ管理が一旦終わって古着屋に出勤する電車の中です。

これが単純作業だけど地味に面倒で、本当に陽の当たらない陰の部分ですが、これも非常に大切なパズルのピースなので、最後まで頑張らなきゃと思いながら暖かい陽が差し込む車窓に持たれつつウトウトしている。。


カロルGというコロンビアのアーティストのアルバム「MAÑANA SERÁ BONITO」が聴き心地良くて、ラテン音楽ベースの軽快な楽曲にジリっと鼓膜を焦がすような声と身体にじわりじわりと浸透する太陽の体温が相まって気持ちが良いし、なんとなく心が軽い。


もうすぐ春だ:)


そんな春にぴったりな1曲「Young,Cheap,And Helpless(feat.うえきさくら)」の楽曲解説の続きと参ります。


その①を見ていない方は良かったらそちらからどうぞ。

前回は歌詞についてだったので、今回はサウンド面とフィーチャリングとしてうえきさくらを招いた経緯をお話ししようと思います。


曲の原型となるギターのリフを弾いているボイスメモがあって21/6/10となっていました。

メンバーでスタジオに入っていて、休憩中などに僕はよくギターを弾いてその時いいなと思ったものを練習そっちのけでボイスメモにいれるクセがありまして今回もそれでした。

同時にメロを口ずさんでいて「Singing just ai yai ya~」の部分が同時に思いついた感じで、その時なんとなくメロ全部ファルセット(裏声)で優しい〜感じがいいなと思って、ふわふわさせたかったので、そこで彼女の出番だな(ニヤリ)となったのです。


うえきさくらとは八王子で出逢って3年くらい経つのかなー。と振り返ったら2020年9月30日に初めて会った時の写真が残ってました。


その時彼女の「秘密」という曲を聴いていい声ぇぇ…歌うめぇぇと驚いたのを今でも覚えています。


その日はあまり喋らなかった気がしてるのですが、その日を境にまぁまぁ会うようになって対バンしたり、打ち上げでだらだら喋って、抜け出してラーメン食べたり、八王子で終電逃して街中を大雨の中始発まで散歩したり、調布で映画観て飯食ったと思ったら終電逃しやがったり、下北で古着屋巡ってカキ氷食べたり、僕が働いている府中の古着屋のイベントにも出てもらったりして、色々な思い出があります。

純粋な心を持った少女って感じですよね。





何か一緒にやりたいなとずっと思っていてようやく念願叶いました。


去年の9月にデモと歌詞を渡して、2番終わりのブリッジパートにうえきの感性で歌詞とメロを考えて欲しいとお願いしました。


その時に伝えた曲のイメージが以下の文面です。


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なんか、

誰かに好かれようとする為の行為とか、誰かの気を惹きたくてしてしまう事は、周りから見るといらないところで目立とうとしたり、協調性が無い風に捉えられたりするし、SNSってその温床だったりするけど、結局そんな事考えて立ち振る舞っても上手くいないんだから、ありのままでいて、好いてくれる人がいるなら良いし、ダメなら仕方がないし、


八方美人振り撒いてるボロが出るし。


皆んな誰かを自分にとって良いように使ったり、使われたり

信頼関係があるならいいけど、使ったらすぐ捨てられるとか、捨てるとかそんな関係は本来おかしいよね


だからSheとかあるし、物語のキャストが僕と彼女になってるけど、別に恋愛ソングでは無いよー


でもSheとか使ったり、ちょっと英語分かる人なら歌詞見れば恋愛ソング風に聴こえる事もある思うからあえて女の子フィーチャーさせてみたいなぁ(皮肉)というのと、誰かを利用したり、されたりする事の可笑しさというか不必要さも歌っているのに、誰かをフィーチャーさせて、悪く言えば利用しているというW皮肉を狙ってます。


もちろん植木を利用しているつもりはないし(利用されてると思われてたらごめん)、歌声や人柄が好きだからっていうのが1番なんでオファーしてます。


まぁざっくりこんな感じ

別にそんなに俺が書いた歌詞に意識して寄せようとしなくてもいいよー


さくちゃんの感性で、よろぴく


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はい、後は送られてくる彼女の歌詞とメロディーでどこまでより良いものに、どんな化学反応が起こるのか楽しみに待ってたんですよ。


そしたらほぼ全てのセクションに対して歌詞作ってきてくれて、何してるんだろうこの子は。???だったんですけど、面白いから歌ってもらうところ増やしちゃえ!ってやって2番とブリッジ歌ってもらいました。

どうやら勘違いしていたようで、、でもその時ばかりはおバカちゃんで良かったなと思いました(褒めてます)、素敵な曲になりましたので。


歌詞のメルヘン感とか絶対思いつかないもんね。

何も言わなくてもサビの"あいやいや"合わせてくるところとかは流石って感じしたし、あと何回かNESTで歌って欲しいなぁとか思ったけど、次はこれより良くなるか分からないくらい良くなったと思っています。


この曲をリリースする少し前に前作のMini Albumから「The Calm After The Bloom Of Youth」という曲のMVを公開しています。

そこにも少しうえきさくらが登場していますので、探してみてください。


彼女はよくライブハウスで歌っているし、曲も少しサブスクで聴けますので気になった方は是非。

お金をかけて、足を運ぶ労力を使って、音楽に浸るならこういう背景があった方がより楽しめる気がします。


少しずつでも日々変わっていく想いや考えた方をとじ込めるように曲をかけたらいいと思います。


また会いましょう。


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