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咲き誇るような青春の後の静けさ 「The Calm After The Bloom Of Youth」楽曲解説


こんにちは、こんばんは、西園寺です。

最近ようやくあったかくなって来ましたが、それと共に迫り来る花粉と戦い続けています。

この時期の数週間は生活や環境が変わり、別れと出会いを経て、新たな心持ちで過ごす方も多いかと思います。

この曲はそんな誰しもが経験する期待と不安を詰め込んだ1曲となっているかと。


いきましょう。


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【The Calm After The Bloom of Youth】 [ザ カーム アフター ザ ブルーム オブ ユース]


Life is a full of chaos

人生は困難の連続だ

I’m so proud of being a part of your life

君の人生の一部になれたことを誇りに思う

Wind is blowing so hard

風は強く吹き荒れているが

But you’re gonna take control for sure

君は確かに舵を取り歩いていく

I know you hold a tiny hope in your hands, while so much pressure on your back

君は小さな希望を握りしめ、一方でとてつもない重圧を背中に感じているんだろ

There’s nothing to describe yourself but you’re beautiful

そんな君を美しいという他にない

But you’re beautiful beautiful

君は美しい


Watching the season is changing even though I’m standing in the same old place

移り行くその季節を眺めながら、俺は未だに代わり映えしないところにいる

A pile of papers unread, hanging clothes and cigs in a musty room

目を通していない山積みの書類、ホコリ臭い部屋に干しっぱなしの服とタバコ

Yeah, this is a boring story to tell,I know it’s too tasteless to tell

そう、これは話すほどのない物語、伝えるにはあまりにあじけないさ

But we change our past into something beautiful

Something beautiful, beautiful

でも俺たちはそんなそれぞれの過去を美しいものに変える

美しいものに


Well, don’t be late to the party now

なぁ、パーティには遅れずに来てくれよ

The time is ticking to its end

時間は終わりに向かい針を進める

I Hope you’re wearing your best clothes

最高の格好で来てくれたらいいな

Cause it is gonna be the one of the best moments

in our life for sure

絶対人生の最高の瞬間になるだろうからさ

The best moments in our life for sure

人生で最高の瞬間にさ

Life is a full of chaos

人生は困難の連続だ

I’m so proud of being a part of your life

君の人生の一部になれた事を誇りに思うよ

Even if you lost what you do now

たとえ君が今を見失ったとしても

Yes, you gotta take control for sure

そう、自分自身で歩いて行かなくちゃいけないんだ

I know you hold a tiny hope in your hands,while so much pressure on your back

君は小さな希望を握りしめ、一方でとてつもない重圧を背中に感じているんだろ

There’s nothing to describe yourself but you’re beautiful

But you’re beautiful beautiful

そんな君を美しいという他にない

君は美しい


Well, don’t be late to the party now

なぁ、パーティには遅れずに来てくれよ

The time is ticking to its end

時間は終わりに向かい針を進める

I Hope you’re wearing your best clothes

最高の格好で来てくれたらいいな

Cause it is gonna be the one of the best moments

in our life for sure

絶対人生の最高の瞬間になるだろうからさ

The best moments in our life for sure

人生で最高の瞬間にさ


Well, don’t be late to the party now

なぁ、パーティには遅れずに来てくれよ

The time is ticking to its end

時間は終わりに向かい針を進める

I Hope you’re wearing your best clothes

最高の格好で来てくれたらいいな

Cause it is gonna be the one of the best moments

in our life for sure

絶対人生の最高の瞬間になるだろうからさ

The best moments in our life for sure

人生で最高の瞬間にさ


Don’t walk behind me, I may not lead

俺の後ろを歩かないで、導いてあげれないかもしれないから

Don’t walk in front of me, I may not follow

俺の前を歩かないで、ついていけないかもしれないから

Just walk beside me and be my friend

ただ横にいて、友でいてくれ

As my hope

俺の希望として


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【解説】 このアルバムの中で一番好きな曲です。ドラムのNaokiさんがうちで叩いてくれるようになってから初めて出来た曲です。去年の5月くらいからはライブでもやっていたので知ってくださっている方ももしかしたらいらっしゃるかもしれないですね。 どこかレトロっぽいような雰囲気で、ストリングスを入れた曲が作りたくて出来た曲です。自分の脳内イメージされた曲の感じを1番誤差なく表現出来た1曲です。

この頃Stranger ThingsやSex Educationを観ていて必ずシーズンの終盤のエピソードでプロム(フォーマルなダンスパーティー)のシーンが出てきて、何気ないけれどどこか寂しさや切なさを感じていました。(プロム出たことないけどね。) きっと歳をとるにつれて色褪せていってしまうけど消えて無くならない学生時代のなんとも形容し難い”何か”が皆それぞれ心の中にあって、たまに心をくすぶってくれる時があると思うのです。

日常のふとした瞬間に思い出して、物思いにふけてみたり、黄昏れるような穏やかな時間が流れたり、それが明日を生きる糧になったりするものですよね。

最近はそれを総じて「エモい」というようになりましたが、実際にはそんな3文字では表現出来ないほどの大切な想い出がたくさん詰まっているのが若かりし時代だと思います。

僕なんてまだ学生と呼ばれる身分の時の方が多い人生ですから、切っても切り離せないくらいの想い出や、人格形成にとっても多大な影響を受けているでしょう。

友達は少なかったですが、みな大切ですし、会う頻度は減りましたが、とにかく幸せならなんでもいいです。

そうやって人の幸せを無条件で喜べる誰かが1人でもいれば万々歳です。 と、まぁ少し語ってしまいましたが、こんなようなことを書こうと作っていったのがこの曲です。


「友情」がテーマみたいです。嫌いなんですけどね、こういう言葉は。そういうテーマとかは考えずに作りましたが、こういう事を歌って忘れずにいたい”何か”を忘れないようにしたいだけです。やはり自分のために作っているのですね。

確かに特定の誰かを思い浮かべながら曲を作りましたので、今回も例によって特定の歌詞はほんのちょっとありますが、それぞれ皆さんが想いを馳せてくれたら嬉しいですね。


「友達」とか「友情」とか「絆」とか「仲間」とかって何なんでしょう。

出会って同じ空間でお話をして、これでもう友達なのでしょうか。これを数こなしていけば情が湧いて来て、絆が生まれるものなのでしょうか。分かりません。

小学生の頃、仲の良かった奴がいてずっと一緒にいました。でもある日そいつはとある理由でいわゆる上位カーストの男女グループからハブられるようになりました。

そしたらその中のある女の子が僕に「あいつとつるむなら君もハブらなきゃいけなくなるからつるむな」と言ってきました。無視したら僕もハブられるようになりました。こんな話は中学くらいまでは日常茶飯事だったと思います。どこの学校でもあったでしょう。

何がすごいってこの歳になった今でも似たような話を常識的に行なっている人々はいるという事です。本当にそれを何の疑いもなく当たり前だと思っているのです。


「友達なんだから当たり前でしょ?」「俺ら仲間なんだからいいじゃん」「絆で繋がってるから」

こういう前後の文脈次第では恐怖と化すような言葉。

僕はなるべく使わないようにしています。使う度に言霊が逃げていくようなだらしない使い方はしたくないですね。(だから友達が少ない)

Don’t walk behind me, I may not lead

俺の後ろを歩かないで、導いてあげれないかもしれないから

Don’t walk in front of me, I may not follow

俺の前を歩かないで、ついていけないかもしれないから

Just walk beside me and be my friend

ただ横にいて、友でいてくれ


この曲の最後の歌詞の一部です。

アルベール・カミュというフランスの小説家の言葉です。カリギュラとかの人だったと思います。


こういう事だなって思います。 だからそのまま引用させていただきました。 ただ横にいてくれればそれだけでいいのです。

他人に何かを望む前に自分で踏ん張る強さを得て、その強みを誰かに与えられる様になれたら。

無垢に自分の弱さをさらけ出せる強さもきっと持ち合わせることができるんだろうなぁと。

さらけ出せる相手もその時はきっとそばにいると思います。


自分へのリマインダーとなってしまいました。

すみません。


でもそんな事を思って作って、ライブでやっています。


そんな中、この曲を世に出すまでに色々な知見を得ました。

叶わない恋でも相手を思いやる気持ちは変わらないとまで思わせてくれる経験をした人がいたり、身近にいたあの人も子供が出来て親になったり、今回お世話になったエンジニアさんのお子さんと遊ばせてもらったりして、間近で「親心」というものに触れたりしました。


そんなさまざまな関係を描ける曲であってほしいと思いました。


そしていつかそんなさまざまな感情や現実は姿形を変え、今を少しずつ変え、過去となります。

あの頃に戻りたいと願っても戻れないのです。

青春を共に過ごした人々もそれぞれの人生をそれぞれの思い出と共に歩いていて、振り返りもするでしょう。

でもどんな時でも今この瞬間が1番輝いていると思える様に胸を張って生きていてほしいですね。


色んな出来事や体験を経て、喜怒哀楽を上書き保存して人は成長するのかもしれませんが、頭や心にその記憶を保存している時はきっと1人でその体験と向き合って自らに落とし込むのだと思います。

散々友達とふざけ合った後の帰り道なのか、恋人と喧嘩してしまった後に入った布団の中なのか、家族と年末年始を過ごした後帰った自宅だったり。ささいな事ですが、繰り返しの中で生きています。こういう1人の時間を大切にしたいです。

そしてまた1つ成長した自分で世の中を渡り歩いて生きていくのです。

少し前の自分よりも少しだけ大きく咲き誇れれば上等なのです。

繰り返して強くなるのですね。


もう春です。関東もあと2、3日で桜が開花するらしいですよ。

冬をじっと耐え、春の暖かい日差しを待ち侘びて、力強くまた花を咲かせます。

散りゆく最後まで今年は愛でたいですね。


ではでは。


Gt.SOJ




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